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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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令和3年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

V−32

IPv4とIPv6の対比として挙げられるIPv6の特徴として、最も不適切なものはどれか。

@ DHCP以外にも「ステートレスアドレス自動設定」機構によりIPアドレスの自動設定が可能になった。

A IPアドレスが可変長になり、アドレス空間が広くなった。

B ヘッダ構造が単純化され、ルータの実装をハードウェアによって高速化しやすくなった。

C プロトコルヘッダチェーンの導入によって、プロトコル拡張の自由度が高くなった。

D IPsecの実装が必須化され、パケットの偽造、改竄、成り済ましなどへの対策が強化された。


正解

A


解説

@ ステートレスアドレスでは、PCに割り当てられるIPアドレスは毎回同じになる。

A 不適切である。IPv6のIPアドレスは、128ビットの固定長である。

B ヘッダ全体の長さが可変だったIPv4に対し、IPv6では40バイト (320ビット) の固定長である。

C プロトコルヘッダチェーンは拡張ヘッダを使用する。

D IPSec (Security Architecture for Internet Protocol) はTCP/IP環境において、IPパケットの暗号化や認証などを行うプロトコルであり、セキュリティ対策になる。

V−31 目次 V−33