10日後の天気出現率が晴れ20%、曇り50%、雨30%であった。この日の天気出現率から得られる平均情報量 (エントロピー) に最も近い値はどれか。
対数の値は、次の値を用いるものとする。
log23 = 1.58 log25 = 2.32 log27 = 2.8
@ 1.486 [bit]
A 4.56 [bit]
B -1.486 [bit]
C -4.56 [bit]
D 0 [bit]
@
例えば8個の記号を表す場合、log28 = log223 ビットで表せる。
一般にM個の記号の場合には log2M ビットの情報を与える。これを情報の出現確率で表現すると、確率p で起こる事象の情報量I(p)は
I(p) = log2(1/p) = −log2p で表される。
晴れ (20%) の情報量 = −log2(20/100) = log25 = 2.32
曇り (50%) の情報量 = −log2(50/100) = log22 = 1
雨 (30%) の情報量 = −log2(30/100) = log2(10/3)
= log2(2 × 5 ÷ 3) = log22 + log25 − log23
= 1 + 2.32 − 1.58 = 1.74
したがって、平均情報量は
20% × 2.32 + 50% × 1 + 30% × 1.74 = 1.486 [bit]
となる。
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