あるプロジェクトにおける欠陥除去マトリクスは次の表のとおりであった。コーディング工程の欠陥除去率に最も近い値はどれか。このプロジェクトはフェーズド・アプローチであり、各工程の欠陥除去率は次の式で導出されるものとする。
工程の欠陥除去率 = 当該工程での欠陥除去数 ÷
(当該工程開始時点において存在した欠陥数 +
当該工程で混入した欠陥数)
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│ 欠陥作込み工程┃ │ │ │ ┃ │
│ ┃要件定義│ 設計 │コーディング│テスト┃ 合計 │
│欠陥除去工程 ┃ │ │ │ ┃ │
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│要求定義 ┃ 11 │ │ │ ┃ 11 │
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│設計 ┃ 2 │ 15 │ │ ┃ 17 │
├─────────╂────┼───┼────┼───╂────┤
│コーディング ┃ 2 │ 4 │ 20 │ ┃ 26 │
├─────────╂────┼───┼────┼───╂────┤
│テスト ┃ 1 │ 2 │ 4 │ 1 ┃ 8 │
┝━━━━━━━━━╋━━━━┿━━━┿━━━━┿━━━╋━━━━┥
│合計 ┃ 16 │ 21 │ 24 │ 1 ┃ 62 │
└─────────┸────┴───┴────┴───┸────┘
@ 0.42 A 0.45 B 0.65 C 0.79 D 0.83
C
フェーズド・アプローチは各工程ごとに順に進めていく手法である。テスト終了後に欠陥がすべて除去されている前提で解く必要がある。
コーディング工程での欠陥除去数 ÷
(コーディング工程開始時点において存在した欠陥数 +
コーディング工程で混入した欠陥数)
= 26 ÷ (2+1+4+2+20+4)
= 26 ÷ (3+6+24) ≒ 0.79
なお各工程の欠陥除去率は、以下の通りである。
要件定義工程の欠陥除去率: 11 ÷ (0+16) = 0.69
設計工程の欠陥除去率: 17 ÷ (5+21) = 0.65
コーディング工程の欠陥除去率: 26 ÷ (3+6+24) = 0.79
テスト工程の欠陥除去率: 8÷ (1+2+4+1) = 1.00 (100%)
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