図書購入担当者は1冊ごとに購入記録を残すこととし、下のクラス図を作成したが、多重度の指定を間違えた。次のうち、このクラス図の理解として最も適切なものはどれか。
┌───┐ ┌────┐ ┌───┐
│取引先│ │購入記録│ │ 図書 │
├───┤1 0..*├────┤1 0..*├───┤
│社名 ├──────┤整理番号├──────┤ISBN │
│住所 │購入先 │購入日時│ │書名 │
│ │ │ │ │著者 │
│ │ │ │ │価格 │
└───┘ └────┘ └───┘
@ 同じ図書を複数冊購入できない。
A 購入記録のない図書が存在しうる。
B 購入先がわからない購入記録が存在しうる。
C 図書がわからない購入記録は存在しない。
D 1つの購入記録には1冊の図書しか対応づかない。
@
@ 正しい。属性にISBNが入っており、冊数がないので、同じ図書を複数冊購入できない。
A 図書から見ると、購入記録が必ず1つ存在する。
B 図書から見ると、購入記録が必ず1つ存在し、購入記録からみると取引先が必ず1つ存在する。従って、図書から見ると購入先は必ず1つ存在する。
C 購入記録から見ると、図書は0以上ある。つまり購入記録があるのに、図書がない記録がある。従って、図書がわからない購入記録が存在する。
D 購入記録から見ると、図書は0以上あり、複数の図書が対応する。
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