次のうち、プログラムのモジュールの強度 (凝集度) が高いことの利点として最も適切なものはどれか。
@ モジュール間の関連を強くすることで、共有データへのアクセスが容易になる。
A モジュール間のデータの関連が強くなり、オブジェクトのメモリ効率が高まる。
B モジュールが抽象化されたことになるので、内部の詳細を明確に知ることができる。
C モジュール内部の機能要素間の関連が強くなることで、モジュールの保守が容易になる。
D モジュールの強度が高くなると、 モジュール内に無関係な複数の機能を含められる。
C
モジュール強度は強い方が良いプログラムであり、モジュール結合度は弱い方が良いプログラムとされている。
モジュール強度は、強い順に以下となる。
機能的強度 > 情報的強度 > 連絡的強度 > 手段的強度 > 時間的強度 > 論理的強度 > 暗号的強度
モジュール結合は、弱い順に以下となる。
データ結合 < スタンプ結合 < 制御結合 < 外部結合 < 共通結合 < 内容結合
@ モジュール間の関連を強くしても、共有データへのアクセスは容易にならない。
A モジュール強度とオブジェクトのメモリ効率が高まることに関係性はない。
B モジュールが抽象化されたことにはならない。
C 正しい。
D モジュール内に無関係な複数の機能を含めるのは、暗号的強度であり、強度が最も低い。
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