マルチコア、メニーコアの違いに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
@ マルチコアはCPUコアの数を増やしても、性能の向上に限界がある。
A メニーコアには共有メモリと分散メモリをもつハイブリッド型がある。
B メニーコアの方がネットワーク・トポロジーに関して多彩である。
C 並行処理のソフトウェアのモデルはマルチコア、メニーコアも同じである。
D メニーコアによる並列処理の性能向上には、通信のボトルネックによる限界がある。
C
@ 正しい。CPUを増やしても、性能の向上には限界があるという法則をアムダールの法則という。
A 正しい。
B 正しい。ネットワーク・トポロジーとは、ネットワークの接続形態のことで、スター型、バス型、リング型が代表的である。
C 不適切である。マルチコアはCPUが2個、4個、8個ぐらいであるが、メニーコアは、CPUが数十個〜数百個から構成される。
なお、プロセス並列とスレッド並列の長所を取り入れた新しいモデルが提唱されている。
D 正しい。
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