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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成28年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

V−33

2点間でTCPを用いてデータを転送する。2Gbpsの帯域をもつ通信回線において往復の遅延が500マイクロ秒、TCPのウィンドウサイズを50kバイトとするとき、1秒当たりのデータ転送量の上限値に最も近い値はどれか。

@ 20Mバイト

A 50Mバイト

B 100Mバイト

C 200Mバイト

D 400Mバイト


類題

H24 W-19


正解

B


解説

ウィンドウサイズは、一度に送受信できるデータ量のことであるが、受信側が一度に受信できるデータ量のことを指すことが多い。

2Gbpsの帯域をもつ通信回線であるからウィンドウサイズ50kバイトに達するまでには
50,000 × 8 / 2,000,000,000 = 0.0002秒 = 200マイクロ秒かかる。
これに往復の遅延時間500マイクロ秒が加わるため
200 + 500 = 700マイクロ秒かかる。

700マイクロ秒で50kバイトが伝送できるということは、1秒当たりのデータ転送量は
50kバイト ÷ 0.0007 = 71,429kバイト ≒ 71.4Mバイト

最も近い値はAの50Mバイトであるが、上限値に最も近い値は100Mバイトである。

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