次のうち、DCモータの回転速度を制御するために用いられるPWM (Pulse Width Modulation) 方式の記述として最も不適切なものはどれか。
① マイコンのソフトウェアにおいて、パルス幅の制御にカウンタやタイマICを用いる場合がある。
② D/A変換が不要なため、マイコン周辺の制御回路を簡便にできる。
③ 回転速度はパルス電圧のオンとオフの比率 (デューティ比) によって決まる。
④ LEDの点灯回路などに対して適用できる。
⑤ パルス電圧のオンとオフの波形の幅を、同一にするのが望ましい。
⑤
① 正しい記述である。
② D/A変換は、デジタル/アナログ変換のことである。
③ デューティ比は、オンとオフの比率であるが、オンの時間をH、オフの時間をLとすると、デューティ比 (%) = H/(H+L)×100 (%) である。
④ PWMは、LEDの色を変えず、明るさを変えることができる。
⑤ 不適切である。PWM制御は、モータのオン/オフ制御をパルスによって行うパルス制御法の発展形で、パルス幅を変調することでDCモータの回転速度を制御する。
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