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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成25年度 技術士第二次試験問題【必須科目】

T−10

「不正指令電磁的記録 (いわゆるコンピュータウイルス) に関する罪」に関する次の記述のうち、 最も適切なものはどれか。

@ 記憶媒体のすべてのデータを削除するプログラムは必要不可欠であるため、機能を偽って他人にメールで送付して実行を促して削除させても処罰の対象にはならない。

A コンピュータウィルスとして完成していても、そのまま実行できないソースコードや印刷媒体であれば処罰の対象にならない。

B コンピュータウイルスは、作成しただけでは、罪は成立しない可能性がある。

C プログラミングの過程で発生した誤りやバグは、作者の意図するものでなくてもコンピュータウイルスとみなされる。

D 不正指令電磁的記録作成・提供罪の法定刑は、50万円以下の罰金刑だけで懲役刑はない。


正解

B


解説

@ 機能を偽れば、罪となる。

A コンピュータウィルスとして完成し、ソースコードが記録されていれば処罰の対象となる。

B 正しい。「人が電子計算機を使用するに際してその意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令を与える。」ことが目的でなければ、罪は成立しない可能性がある。

C バグは罪にならない

D 3年以下の懲役または50万円以下の罰金刑となる。

T−9 目次 T−11