コンピュータによる画像の扱いに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
@ レイトレーシング法は、一般的にハードウェアとして実装されている。
A レイトレーシング法では、光をその進む経路とは逆の方向に追跡する。
B ブラウン管や液晶ディスプレイでは、減法混色の原理によって、様々な色を表示する。
C 透視投影法は、X線CTで人体の内部を示す画像を作成するために開発された。
D 自然画像の圧縮には、ランレングス圧縮が有効である。
A
レイトレーシング (ray tracing) は、光線 (ray) を追跡 (tracing) することで、3次元CGで、画像を描くための手法の一つであり、視点やカメラ視点から光線を逆に追跡して、画像を描いていく手法である。
@ ソフトウェアとして実装されている。
A 正しい。
B ブラウン管や液晶ディスプレイは、加法混色の原理である。加法混色は、光を加える考え方で、RGBの光を全て加えると白になる。
一方、減法混色は印刷物に使われ、色を加えるのではなく、光を減らしていき、光を全部減らせば黒になる。
C 透視投影法は、3次元を2次元に投影するための手法で、X線CTは関係ない。
D ランレングス圧縮は、連続して現れるデータを、繰返しの回数で表現することで圧縮する方法である。FAXなどの白黒の画像の圧縮に有効であり、自然画像の圧縮には、JPEGなどが有効である。
T−1 | 目次 | T−3 |