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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成25年度 技術士第二次試験問題【必須科目】

T−2

コンピュータによる画像の扱いに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

@ レイトレーシング法は、一般的にハードウェアとして実装されている。

A レイトレーシング法では、光をその進む経路とは逆の方向に追跡する。

B ブラウン管や液晶ディスプレイでは、減法混色の原理によって、様々な色を表示する。

C 透視投影法は、X線CTで人体の内部を示す画像を作成するために開発された。

D 自然画像の圧縮には、ランレングス圧縮が有効である。


正解

A


解説

レイトレーシング (ray tracing) は、光線 (ray) を追跡 (tracing) することで、3次元CGで、画像を描くための手法の一つであり、視点やカメラ視点から光線を逆に追跡して、画像を描いていく手法である。

@ ソフトウェアとして実装されている。

A 正しい。

B ブラウン管や液晶ディスプレイは、加法混色の原理である。加法混色は、光を加える考え方で、RGBの光を全て加えると白になる。
一方、減法混色は印刷物に使われ、色を加えるのではなく、光を減らしていき、光を全部減らせば黒になる。

C 透視投影法は、3次元を2次元に投影するための手法で、X線CTは関係ない。

D ランレングス圧縮は、連続して現れるデータを、繰返しの回数で表現することで圧縮する方法である。FAXなどの白黒の画像の圧縮に有効であり、自然画像の圧縮には、JPEGなどが有効である。

T−1 目次 T−3