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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成20年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

W−23

ソフトウェア開発とデータベースに関する次の記述のうち、最も適切なものを選べ。

@ DBMS (DataBase Management System) において、データの追加や更新、及び削除の際に、関連するデータ間で不一致を発生させないようにするものを、更新制約と呼ぶ。

A ソフトウェア開発における「リバースエンジニアリング」とは、既存のプログラムから部品を抽出して、それらの部品を組み立てて新規プログラムを開発する技術である。

B データ中心設計法におけるカプセル化とは、データとその操作の実装を互いに独立なものとして扱えることから、サブシステムの独立性を高めることができることをいう。

C 関係データベース演算処理の高速化には、連結リストを用いることが多い。

D RAD (Rapid Application Development) 型開発では、ソフトウェア開発の繰り返しが無制限になるのを防ぐために、時間的な制約を加える「タイムボックス管理」が提唱されている。


正解

D


解説

@ 参照制約の説明である。整合性制約、参照整合性とも呼ばれる。

A リバースエンジニアリングは、モデリングツールを使用して、本稼働中のデータベースの定義情報からE-R図などで表現した設計書を生成する手法である。

B データ中心設計法におけるカプセル化は、データとデータの操作がカプセル内に閉じ込められるので、カプセルの利用者とカプセルの提供者を明確に切分けできる。
オブジェクト指向におけるカプセル化は、データとそれを操作する手続を一つのオブジェクトにして、データと手続の詳細をオブジェクトの外部から隠蔽することである。

C 連結リストは順番にアクセスする場合などに有効である。
 関係データベース演算処理の高速化には、インデックスが有効である。

D 正しい。

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