画像処理で用いられるラプラシアンフィルタは、微分フィルタの一種であり、画像信号 F(x, y) 対して (∂2/∂x2 + ∂2/∂y2)F を求めるものである。下図の画像にラプラシアンフィルタを適用した結果として、最も適切なものは@〜Dのうちどれか。ただし、結果画像の白、灰色、黒は、それぞれ画素値が+、0、−であることを示す。
C
ラプラシアンフィルタは、2次微分によりエッジ検出や先鋭化を行うフィルタの一種である。
微分すると、色が変わらない部分は0(灰色) になる。
また、+(白) から−(黒) に変わるところや、0(灰色)から−(黒) に変わるところは−(黒) に変わる。
逆に、−(黒) から+(白) に変わるところや、0(灰色)から+(白) に変わるところは+(白) に変わる。
これを踏まえると、例えば画素値が、黒黒黒白白白の個所、つまり−−−+++の個所は
1回微分すると 00+00
2回微分すると0+−0
となり、灰色・白・黒・灰色となる。
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