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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成26年度 秋期 応用情報技術者試験問題と解説

問2

4nビットを用いて整数を表現するとき、符号なし固定小数点表示法で表現できる最大値をa とし、BCD (2進化10進符号) で表現できる最大値を b とする。n が大きくなるとa/b はどれに近づくか。

ア (15/9)×n

イ (15/9)n

ウ (16/10)×n

エ (16/10)n


正解


解説

符号なし固定小数点表示法で整数を表現するときは、例えば8ビットを使用した、以下の場合では129を表す。

 1000 0001 = 27 + 20 = 128 + 1 = 129

そして、この場合の最大値は、28 − 1 = 255である。

4nビットを用いた場合の最大値 (a) は
24n −1 = 16n −1 ≒ 16nである。

一方、BCD (Binary-Coded Decimal = 2進化10進符号) は、4ビットで10進数の1桁を表現する方法のことである。例えば16ビット使用した以下の場合では、1234を表す。

 0001 0010 0011 0100 = 1 2 3 4

そしてこの場合、表現できる最大値 (b) は 9999である。

4nビットを用いた場合の最大値は
各桁が9のn桁の整数、すなわち 10n −1 ≒ 10n である。

従って、a/b = 16n/10n(16/10)n

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