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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成30年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

V−15

システムの動作に影響を与えるパラメータが5個あり各々が3個の値を取りうるソフトウェアに対するテストに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

@ All-pair 法を用いることで、任意の2個のパラメータ間のすべての組合せが同一回数出現するテストケースを設計することができる。

A 障害の原因が、あるパラメータの値が特定の値をとることによる障害をシングルモード・フォールト、複数の値をとることによる障害をダブルモード・フォールトと呼ぶ。

B 障害は少数のパラメータの組合せが原因となり発生するため、5個のパラメータのすべての組合せをテストする必要はない。

C 直交配列表を用いることで、All-pair法を用いた場合よりも少ないテストケース数で2個のパラメータ間の組合せを網羅できる。

D 直交配列表を用いる方法では、3個以上のパラメータの組合せは網羅されないため、必要に応じて3個以上のパラメータの組合せを考慮したテストケースの追加が必要である。


正解

D


解説

A〜Eの5つのパラメータがそれぞれ 1〜3の値を取るとすると全ての組み合わせパターンは、
5 = 243種類である。

@ All-pair 法 (ペアワイズ法) は2因子組合せのペアを少なくとも1回はテストするテスト法であり、直交配列表の条件である、すべての組み合わせが『同一回数存在する』を『1つ以上存在する』と緩和したものである。
 パラメータが5個あり各々が3個の値を取りうる場合でも、すべての組み合わせが同一回数出現するテストケースはおそらくできる。ただし、それをAll-pair 法と呼べるかどうかは疑問。
A 障害の原因が、1つの因子による障害をシングルモード・フォールト、2つの因子の組み合わせによる障害をダブルモード・フォールトと呼ぶ。
B 障害は少数のパラメータの組合せが原因となり発生するとは限らない。5個のパラメータのすべての組合せをテストする必要がある。
C 一般的には直交配列表はAll-pair法よりも多いテストケース数となる。
D 正しい。

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