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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成28年度 技術士第二次試験問題【必須科目】

T−18

IP (Internet Protocol) v6に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

@ IPv6のIPアドレスは256ビットである。

A IPv6とIPv4の共存方法には、トンネリングやデュアルスタックがある。

B IPv6はSSL (Secure Socket Layer) によるセキュリティ機能を標準で装備している。

C IPv6のエニーキャストアドレスはIPv4のブロードキャストアドレスと同じである。

D IPv6のマルチキャストアドレスはIPv4のブロードキャストアドレスと同じである。


正解

A


解説

@ IPv6は128ビットであり、IPv4は32ビットである。

A トンネリングは、IPv4ネットワーク上でIPv6パケットをルーティングするための技術であり、IPv4ネットワーク上でIPv6ノード間での通信が可能となる。
デュアルスタックは、一つの機器においてIPv4とIPv6を同時に動作させる技術である。

B SSLではなく、IPsecが標準的に用意されている。
IPSecは、TCP/IP環境において、IPパケットの暗号化や認証などを行うプロトコルである。
SSLは、TCP/IP環境においてデータの暗号化を行うプロトコルである。

C エニーキャストアドレスはIPv6で導入されたアドレスである。複数のノードを同時に表しているが、送信者から経路として最も近いノードにデータを送信する。
ブロードキャストアドレスは、ネットワーク内のすべてのノードにデータを送信するためのアドレスである。

D マルチキャストアドレスは、複数のノードをグループ化したアドレスである。

T−17 目次 T−19