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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成27年度 技術士第二次試験問題【必須科目】

T−1

次のうち、CPUの実効的処理速度を改善する方法として最も適切なものはどれか。

@ フォルトトレランス

A オブジェクト指向

B 命令プリフェッチ

C RAID

D 状態マシン


正解

B


解説

@ フォルトトレランスは、システムを構成要素のうち、信頼性に大きく影響するものを予備として複数備えることによって、システムを継続的に稼働させるという、システムの信頼性を高める考え方である。

A オブジェクト指向は、データと手続きをまとまりとして管理する考え方である。敢えていうなら、ソフトウェア開発速度を改善する方法。

B 正しい。命令プリフェッチは、CPUが予め利用されそうなデータをキャッシュメモリなどの高速なメモリに読み出しておくこと。

C RAID (Redundant Arrays of Inexpensive Disks) は、複数のハードディスクにデータを分散させ、データの読み書き時間を短縮させたり、障害時のデータ復旧を可能にしたりする技術のことである。直訳すると、「安価なディスクの冗長配列」といったところ。

D 状態マシンは、現在の状態と発生したイベントや条件によって、次の状態を表すモデルのことである。

目次 T−2