平成26年度 技術士第一次試験問題【専門科目】
【16】情報工学部門
V−26
情報システムの開発では、ユーザ企業が外部のシステム開発業者と契約を結び、
連携して開発する場合が多い。情報システムの開発委託契約に関する次の
記述のうち、最も適切なものはどれか。

@ 委託契約による開発において、委託先との間で著作権の帰属先が問題と
   なることがある。著作者人格権を含む著作権は、契約により帰属を決定できる。
A 開発委託契約において、上流工程で完成の定義が曖昧な場合は、
   請負契約が適している。
B 簡易に、発注者が受注者へ注文書を発行し、受注者が注文請書を発行する
   ことで契約が成立とすることはない。
C 受注者側の要員が発注者側へ常駐する形態を採ることがある。
   常駐する要員に、発注者側のマネージャは、指揮・命令を行うことができる。
D 発注時点で完成形が曖昧な場合では、多段階契約を採用することで
   仕様変更の影響を抑えることができる。




【正解】 D

@著作権は外部のシステム開発業者に帰属する。
 しかし、著作権がユーザーに移転する旨が契約書に明記されている場合は、
 ユーザ企業に移転できる。 
 @は誤りとはいえないが選択肢の中で最も適切とは言えない。
Aユーザー企業のためのシステム開発であるため、上流工程(例えば要件定義など)で
 完成の定義が曖昧な場合は、請負契約はあまり適さない。
B注文書を発行し、受注者が注文請書を発行すれば、契約は原則、成立する。
C常駐する要員の指揮・命令権は受注側にあり、発注者側のマネージャには
 指揮・命令権はない。
D正しい。多段階契約をすると、それぞれの段階に合致した専門ベンダーを利用
 できるというメリットもある。

EXCELのマクロのご相談なら ファーストマクロ 



V−25 目次 V−27
ファーストマクロ TOPページ