要求事項分析プロセスで得られたシステム要求事項 (JIS X0170:2013) を基に、機能規模をファンクションポイント法 (JIS X0142:2010)
によって推定する。推定対象の要求事項について計測したファンクションの型の件数と機能の複雑度は下表のとおりであった。 このとき、未調整ファンクションポイントはどれか。ただし、不適切なファンクションの型は除外して計算すること。
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│ ファンクションの型 │件数│機能の複雑度│
├─────────────┼──┼──────┤
│内部論理ファイル │ 2│ 10 │
├─────────────┼──┼──────┤
│外部インタフェースファイル│ 0│ 7 │
├─────────────┼──┼──────┤
│外部入力 │ 6│ 4 │
├─────────────┼──┼──────┤
│外部出力 │ 3│ 5 │
├─────────────┼──┼──────┤
│外部照会 │ 2│ 4 │
├─────────────┼──┼──────┤
│アルゴリズム係数 │ 3│ 5 │
├─────────────┼──┼──────┤
│一般システム特性 │ 3│ 14 │
└─────────────┴──┴──────┘
@ 19 A 49 B 67 C 82 D 109
B
ファンクションポイント法は、外部入力、外部出力、外部照会、内部論理ファイル、外部インターフェイスの5つの型を機能数 (ファンクション数) としてカウントし、これらの件数に、複雑度を勘案して計算する。
従って、ファンクションポイントは
2×10 + 0×7 + 6×4 + 3×5 + 2×4
= 20 + 0 + 24 + 15 + 8
= 67
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