PC2台、ファイルサーバ1台、プリンタ2台で構成される情報処理システムがある。稼働率はPCが0.95、ファイルサーバは0.99、プリンタは0.9である。当システムでは、ファイルサーバの稼動は必須で、PC及びプリンタは各1台が稼動していれば、システムとして稼動できる。当システムの稼働率に最も近いものはどれか。
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│ プリンタ │ │ ファイル │ │ プリンタ │
│ │ │ サーバ │ │ │
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│ │ │
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│ │
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│ P C │ │ P C │
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@ 0.85 A 0.90 B 0.95
C 0.98 D 0.99
C
PCの稼働率は、1から2台のPCが両方が稼働してない確率を引くと求められる。
1 − (1−0.95) × (1−0.95) = 0.9975
ファイルサーバの稼働率は、1台だけなので0.99である。
プリンタの稼働率は、1から2台のプリンタが両方稼働してない確率を引くと求められる。
1− (1−0.9) ×(1−0.9) = 0.99
従って、システム全体の稼働率は、
PCの稼働率 × ファイルサーバの稼働率 × プリンタの稼働率
= 0.9975 × 0.99 × 0.99
= 0.97765 ≒ 0.98
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