平成21年度 技術士第一次試験問題【専門科目】
【16】情報工学部門
W−33
ソフトウェア開発におけるプロセスモデルについて、業務背景と適用するモデル
の説明として最も不適切な事例を@〜Dの中から選べ。

 @ 当社の得意とする分野の業務システムであり、取引の長い顧客から
   明確な要求も伝えられている。打ち合わせの結果、要求仕様の途中
   変更の可能性も低いと判断された。
   本プロジェクトには、ウォーターフォールモデルを適用する。
 A 新たにパッケージ商品を開発し、販売を計画している。基盤となる
   アーキテクチャを検討した後、機能については戦略的に順位付けをし、
   早期にリリースしていきたい。
   本プロジェクトには、インクリメンタルモデルを適用する。
 B 産学合同プロジェクトへソフトウェア開発担当として参加する。研究的
   側面があり、成果をシミュレーションシステムとする以外、詳細な仕様、
   アーキテクチャ、開発体制等が明確でない。
   本プロジェクトには、スパイラルモデルを適用する。
 C システムで実現するビジネスルールは整理されているものの、具体的な
   ユーザインタフェースについて、委託元の担当者も決めかねている。
   初期に確認しつつ進めたほうがよさそうだ。
   本プロジェクトには、コードアンドフィックスモデルを適用する。
 D 万が一の不具合が、多数の人命に関わる制御システムを開発する。
   安全性確保のためには、期間とコストは十分な支援が期待できる状況で
   ある。欠陥の防止に、最大限の対策を行いたい。
   本プロジェクトには、フォーマルメソッドを適用する。



【正解】 C

@
ウォーターフォールモデルは、開発の工程を順に1つずつ実施していくことに
 より、確実に開発を行える開発プロセスモデルのため、大規模なシステム
 開発に有効なプロセスモデルである。
A
インクリメンタルモデルは、システムを独立性の高いサブシステムに分割し、
 サブシステム単位に戦略的に順位付けして、開発・リリースしていくプロセス
 モデルである。
B
スパイラルモデルは、スパイラルモデルは、要件定義、システム外部設計、
 内部設計、プログラミング、テストの各工程を繰り返して開発するプロセス
 モデルである。
C
コードアンドフィックスモデルは、プログラムコードを書きながら機能を確定し、
 システム開発していくプロセスモデルである。
 Cの場合は、プロトタイプモデルを適用する。
 
プロトタイプモデルは、要求定義の段階で簡単なプロトタイプを作成し、
 ユーザの評価やフィードバックにより確実にユーザの要求を把握することを
 狙ったプロセスモデルである。
D
フォーマルメソッドモデル (形式手法) は、数学理論を基礎とした科学的な
 開発手法の総称であり、その種類は100以上ある。


EXCELのマクロのご相談なら ファーストマクロ 



W−32 目次 W−34
ファーストマクロ TOPページ