本文へスキップ

技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


Since 2016.4.19

令和6年度 春期 応用情報技術者試験問題と解説

問68

企業が属する業界の競争状態と収益構造を、“新規参入の脅威”、“供給者の支配力"、“買い手の交渉力”、“代替製品・サービスの脅威”、“既存競合者同士の敵対関係”の要素に分類して、分析するフレームワークはどれか。

ア PEST分析

イ VRIO分析

ウ バリューチェーン分析

エ ファイブフォース分析


正解


解説

ア PEST分析は、政治 (Politics)、経済 (Economy)、社会 (Society)、技術 (Technology) の外部環境要因を分析し、事業戦略に影響を与える要因を評価する手法である。

イ VRIO分析は、価値 (Value)、希少性 (Rarity)、模倣困難性 (Imitability)、組織 (Organization) の4つの基準を用いて企業の経営資源や能力を評価し、競争優位性を判断する分析手法である。

ウ バリューチェーン分析は、業務を、購買物流、製造、出荷物流、販売・マーケティング、サービスという五つの主活動と、インフラストラクチャー、人事・労務管理、技術開発、調達活動の四つの支援活動に分類する分析手法である。

エ 正しい。ファイブフォース分析は、競争要因を、新規参入の脅威、サプライヤの交渉力、買い手の交渉力、代替商品の脅威、競合企業の五つのカテゴリに分類する分析手法である。

問67 目次 問69