稼働率が等しい装置Xを直列や並列に組み合わせたとき、システム全体の稼働率を高い順に並べたものはどれか。ここで、装置Xの稼働率は0よりも大きく1未満である。
A┌──┐ B ┌──┐ C┌──┐ ┌──┐
┌┤ X ├┐ ┌┤ X ├┐ ┌┤ X ├─┤ X ├┐
│└──┘│ ┌──┐│└──┘│ │└──┘ └──┘│
┤ ├ ┤ X ├┤ ├ ┤ ├
│┌──┐│ └──┘│┌──┐│ │┌──┐ ┌──┐│
└┤ X ├┘ └┤ X ├┘ └┤ X ├─┤ X ├┘
└──┘ └──┘ └──┘ └──┘
ア A、B、C
イ A、C、B
ウ C、A、B
エ C、B、A
イ
装置Xの稼働率をPとすると、
装置Xを直列に2台つないだ場合の稼働率は、P×P、装置Xを並列に2台つないだ場合の稼働率は、1−(1−P)×(1−P)となる。
これを踏まえると
Aの稼働率: 1−(1−P)×(1−P)
Bの稼働率: P×(1−(1−P)×(1−P))
Cの稼働率: 1−(1−P×P)×(1−P×P)
となる。
Pを仮に0.9とすると
Aの稼働率:
1−(1−0.9)×(1−0.9) = 1−0.1×0.1 = 0.99
Bの稼働率:
0.9×(1−(1−0.9)×(1−0.9)) = 0.9×(1−0.1×0.1) = 0.891
Cの稼働率:
1−(1−0.9×0.9)×(1−0.9×0.9)
= 1−(1−0.81)×(1−0.81) = 0.9639
よって、稼働率が高い順に A > C > B である。
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