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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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令和4年度 春期 応用情報技術者試験問題と解説

問29

undo/redo方式を用いた障害回復におけるログ情報の要否として、適切な組合せはどれか。

   ┌─────┬─────┐
   │更新前情報│更新後情報│
 ┌─┼─────┼─────┤
 │ア│  必要  │  必要  │
 ├─┼─────┼─────┤
 │イ│  必要  │  不要  │
 ├─┼─────┼─────┤
 │ウ│  不要  │  必要  │
 ├─┼─────┼─────┤
 │エ│  不要  │  不要  │
 └─┴─────┴─────┘


正解


解説

undo はロールバック (元に戻す)、redo はロールフォワード (やり直し) である。
ロールバックは、トランザクション処理の途中で障害が発生したような場合に、トランザクションログ (更新前情報) を用いてトランザクション開始時点の状態に戻すことである。
また、ロールフォワードは、データベースに障害が発生したような場合に、チェックポイントまでのデータを再現し、トランザクションログ (更新後情報) を用いて、障害直前の状態に戻すことである。

問題の障害回復にはトランザクション処理の途中で障害が発生したような場合データベースに障害が発生したような場合の両方を含むと考えられるため、undo/redo方式を用いた障害回復におけるログ情報は、更新前情報、更新後情報のいずれも必要である。

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