ACID特性の四つの性質に含まれないものはどれか。
ア 一貫性
イ 可用性
ウ 原子性
エ 耐久性
イ
ACIDは、トランザクション処理において求められる、Atomicity (原子性)、Consistency (一貫性)、Isolation (独立性・隔離性) 、Durability (永続性・耐久性) の4つの特性の頭文字を取ったものである。
ア 一貫性は、整合性のとれたデータベースに対して、トランザクション実行後も整合性が取れている性質である。
イ 正しい。可用性は、必要となる外部資源が与えられたときに、ある時点において、又はある一定の期間、機能単位が決められた条件のもとで要求された機能を果たせる状態にある能力のことである。
ウ 原子性は、トランザクションは、完全に実行が完了するか、全く実行されなかったかの状態しかとらない性質である。
エ 耐久性は、ひとたびコミットすれば、その後どのような障害が起こっても状態の変更が保たれるという性質である。
なお、独立性は、同時実行される複数のトランザクションは互いに干渉しないという性質である。
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