本文へスキップ

技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


Since 2016.4.19

令和3年度 秋期 応用情報技術者試験問題と解説

問45

化学製品を製造する化学プラントに、情報ネットワークと制御ネットワークがある。この二つのネットワークを接続し、その境界に、制御ネットワークのセキュリティを高めるためにDMZを構築し、制御ネットワーク内の機器のうち、情報ネットワークとの通信が必要なものをこのDMZに移した。DMZに移した機器はどれか。

ア 温度、流量、圧力などを計測するセンサ

イ コントローラからの測定値を監視し、設定値 (目標値) を入力する操作端末

ウ センサからの測定値が設定値に一致するように調整するコントローラ

エ 定期的にソフトウェアをアップデートする機器に対して、情報ネットワークから入手したアップデートソフトウェアを提供するパッチ管理サーバ


正解


解説

ア 温度、流量、圧力などを計測するセンサは、インターネットに接続しないため、DMZに移さないほうがよい。

イ コントローラからの測定値を監視し、設定値 (目標値) を入力する操作端末は制御用であり、インターネットに接続する必要がないため、DMZに移さないほうがよい。

ウ センサからの測定値が設定値に一致するように調整するコントローラは、インターネットに接続しないため、DMZに移さないほうがよい。

エ 正しい。DMZ (DeMilitarized Zone = 非武装地帯) はインターネットと社内ネットワークなどのプライベートネットワークの間に設置されるセグメントのことであり、インターネット上に公開する必要のあるメールサーバやWebサーバ等はDMZに設置する。

問44 目次 問46