表に示す仕様の磁気ディスク装置において、1,000バイトのデータの読取りに要する平均時間は何ミリ秒か。ここで、コントローラの処理時間は平均シーク時間に含まれるものとする。
┌───────┬─────────┐
│回転数 │6,000回転/分│
├───────┼─────────┤
│平均シーク時間│10ミリ秒 │
├───────┼─────────┤
│転送速度 │10Mバイト/秒 │
└───────┴─────────┘
ア 15.1 イ 16.0 ウ 20.1 エ 21.0
ア
データの読み取りにかかる時間は、
平均シーク時間 + 平均回転待ち時間 (平均サーチ時間) + データ転送時間で求められる。
シーク時間は、ヘッドが対象のデータが保存されている位置まで移動する時間のことである。
平均回転待ち時間は、磁気ディスクが回転して、対象データの先頭がヘッドの位置に来るまでの時間である。磁気ディスクが1回転する時間の半分となる。
これらを踏まえる。
平均シーク時間: 10ms
平均回転待ち時間: 1分 ÷ 6,000回転/分 ÷ 2 × 60,000= 5ms
データ転送時間: 1,000バイト ÷ 10Mバイト/s × 1,000 = 0.1ms
したがって、データの読み取りにかかる時間は、
10 + 5 + 0.1 = 15.1ms となる。
問10 | 目次 | 問12 |