本文へスキップ

技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


Since 2016.4.19

令和2年度 秋期 応用情報技術者試験問題と解説

問23

次の表に示す値が格納されたLUT (Lookup Table) と等価な回路はどれか。ここで、LUTのアドレス信号A2〜A0 はA0が LSBで、ア〜エの回路の入力信号a がA2、b がA1、c がA0に対応する。




正解


解説

LUT は、ROMなどに予め計算した値を書き込んだ参照テーブルののことである。
また、MSB (Most Significant Bit) は最上位ビット、LSB (Least Significant Bit) は、最下位ビットである。
aがA2、b がA1、c がA0に対応し、A0が LSBであるから、各アドレスと値の対応は以下のようになる。
アドレス 0 = 000: (a, b, c) = (0, 0, 0) ⇒ 0
アドレス 1 = 001: (a, b, c) = (0, 0, 1) ⇒ 1
アドレス 2 = 010: (a, b, c) = (0, 1, 0) ⇒ 0
アドレス 3 = 011: (a, b, c) = (0, 1, 1) ⇒ 1
アドレス 4 = 100: (a, b, c) = (1, 0, 0) ⇒ 0
アドレス 5 = 101: (a, b, c) = (1, 0, 1) ⇒ 1
アドレス 6 = 110: (a, b, c) = (1, 1, 0) ⇒ 1
アドレス 7 = 111: (a, b, c) = (1, 1, 1) ⇒ 0
これらを踏まえる。

ア 論理式は (a AND b) OR c である。
アドレス7、すなわち(a, b, c) = (1, 1, 1) のとき、
(1 AND 1) OR 1 = 1 OR 1 = 1 となり、誤りである。

イ 正しい。論理式は (a AND b) XOR c である。

ウ 論理式は (a OR b) AND c である。
アドレス1、すなわち(a, b, c) = (0, 0, 1) のとき、
(0 OR 0) AND 1 = 0 AND 1 = 0 となり、誤りである。

エ 論理式は (a OR b) XOR c である。
アドレス2、すなわち(a, b, c) = (0, 1, 0) のとき、
(0 OR 1) XOR 0 = 1 XOR 0 = 1 となり、誤りである。

問22 目次 問24