次の表に示す値が格納されたLUT (Lookup Table) と等価な回路はどれか。ここで、LUTのアドレス信号A2〜A0 はA0が LSBで、ア〜エの回路の入力信号a がA2、b がA1、c がA0に対応する。
イ
LUT は、ROMなどに予め計算した値を書き込んだ参照テーブルののことである。
また、MSB (Most Significant Bit) は最上位ビット、LSB (Least Significant Bit) は、最下位ビットである。
aがA2、b がA1、c がA0に対応し、A0が LSBであるから、各アドレスと値の対応は以下のようになる。
アドレス 0 = 000: (a, b, c) = (0, 0, 0) ⇒ 0
アドレス 1 = 001: (a, b, c) = (0, 0, 1) ⇒ 1
アドレス 2 = 010: (a, b, c) = (0, 1, 0) ⇒ 0
アドレス 3 = 011: (a, b, c) = (0, 1, 1) ⇒ 1
アドレス 4 = 100: (a, b, c) = (1, 0, 0) ⇒ 0
アドレス 5 = 101: (a, b, c) = (1, 0, 1) ⇒ 1
アドレス 6 = 110: (a, b, c) = (1, 1, 0) ⇒ 1
アドレス 7 = 111: (a, b, c) = (1, 1, 1) ⇒ 0
これらを踏まえる。
ア 論理式は (a AND b) OR c である。
アドレス7、すなわち(a, b, c) = (1, 1, 1) のとき、
(1 AND 1) OR 1 = 1 OR 1 = 1 となり、誤りである。
イ 正しい。論理式は (a AND b) XOR c である。
ウ 論理式は (a OR b) AND c である。
アドレス1、すなわち(a, b, c) = (0, 0, 1) のとき、
(0 OR 0) AND 1 = 0 AND 1 = 0 となり、誤りである。
エ 論理式は (a OR b) XOR c である。
アドレス2、すなわち(a, b, c) = (0, 1, 0) のとき、
(0 OR 1) XOR 0 = 1 XOR 0 = 1 となり、誤りである。
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