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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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令和元年度 秋期 基本情報技術者試験問題と解説

問28

一つのトランザクションはトランザクションを開始した後、五つの状態 (アクティブ、アボート処理中、アボート済、コミット処理中、コミット済) を取り得るものとする。このとき、取ることのない状態遷移はどれか。

   ┌────────┬────────┐
   │ 遷移前の状態 │ 遷移後の状態 │
 ┌─┼────────┼────────┤
 │ア│アボート処理中 │アボート済   │
 ├─┼────────┼────────┤
 │イ│アボート処理中 │コミット処理中 │
 ├─┼────────┼────────┤
 │ウ│コミット処理中 │アボート処理中 │
 ├─┼────────┼────────┤
 │エ│コミット処理中 │コミット済   │
 └─┴────────┴────────┘


正解


解説

取り得る状態遷移は以下のとおりである。

■処理が正常に終了した時
アクティブ → コミット中 → コミット済 

■処理が異常終了した時
アクティブ → アボート中 → アボート済

■コミット中に異常終了した時
コミット中 → アボート中

アボート処理中からコミット処理中という状態遷移はあり得ない。

問27 目次 問29