五つのジョブA〜Eに対して、ジョブの多重度が1で、処理時間順方式のスケジューリングを適用した場合、ジョブBのターンアラウンドタイムは何秒か。ここで、OSのオーバヘッドは考慮しないものとする。
単位 秒
┌───┬────┬──────────┐
│ジョブ│到着時刻│単独実行時の処理時間│
├───┼────┼──────────┤
│ A │ 0 │ 2 │
├───┼────┼──────────┤
│ B │ 1 │ 4 │
├───┼────┼──────────┤
│ C │ 2 │ 3 │
├───┼────┼──────────┤
│ D │ 3 │ 2 │
├───┼────┼──────────┤
│ E │ 4 │ 1 │
└───┴────┴──────────┘
ア 8 イ 9 ウ 10 エ 11
エ
処理時間順方式は、実行可能状態のジョブの中で、処理時間が短いジョブが優先的に処理される。
処理時間を■、待ち時間を□で示すと以下の通りとなる。
0123456789101112
A ■■
B □□□□□□□■■■■
C ■■■
D □□□■■
E □■
※時刻2の時、実行可能状態のジョブはBとCであり、Cの方が処理時間が短いため、Cが優先される。
※時刻5の時、実行可能状態のジョブはBとDとEであり、Eの方が処理時間が短いため、Eが優先される。
※時刻6の時、実行可能状態のジョブはBとDであり、Dの方が処理時間が短いため、Dが優先される。
※時刻8の時、ジョブBが実行され、時刻12で処理が終了する。
ターンアラウンドタイムは、ユーザーがシステムに処理を要求してから、システムがそれに対して応答終了するまでの時間であるから、ジョブBのターンアラウンドタイムは、到着した時刻1から処理終了時刻12までの11秒である。
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