プロジェクトマネジメントにおいて、目的1をもつプロセスと目的2をもつプロセスとが含まれる対象群はどれか。
〔目的〕
目的1: プロジェクトの目標、成果物、要求事項及び境界を明確にする。
目的2: プロジェクトの目標や成果物などの変更によって生じる、プロジェクトの機会となる影響を最大化し、脅威となる影響を最小化する。
ア コミュニケーション
イ スコープ
ウ 調達
エ リスク
イ
JIS Q 21500: 2018 プロジェクトマネジメントにおいて、対象群は以下の10個がある。
統合、ステークホルダー (利害関係者)、スコープ、資源、時間 (タイム)、コスト、リスク、品質、調達、コミュニケーション。
ア 4.2.3.11に次の記載がある。「コミュニケーションの対象群には、プロジェクトに関連する情報の計画、マネジメント及び配布に必要なプロセスを含む。」
イ 正しい。
目的1は、スコープの定義である。
目的2は、スコープの管理の目的である。
従って、目的1をもつプロセスと目的2をもつプロセスとが含まれる対象群はスコープである。また、4.2.3.4に次の記載がある。「スコープの対象群には、作業及び成果物のうち必要とするものだけを特定し、定義するために必要なプロセスを含む。」
ウ 4.2.3.10に次の記載がある。「調達の対象群には、製品、サービス又は結果を計画し、入手し、供給者との関係をマネジメントするために必要なプロセスを含む。」
エ 4.2.3.8に次の記載がある。「リスクの対象群には、脅威及び機会を特定し、マネジメントするために必要なプロセスを含む。」
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