A〜Dを、主記憶の実効アクセス時間が短い順に並べたものはどれか。
┌────────────────┬──────┐
│ キャッシュメモリ │ 主記憶 │
├────┬──────┬────┼──────┤
│ 有無 │アクセス時間│ヒット率│アクセス時間│
│ │ (ナノ秒) │ (%) │ (ナノ秒) │
┌─┼────┼──────┼────┼──────┤
│A│ なし │ − │ − │ 15 │
├─┼────┼──────┼────┼──────┤
│B│ なし │ − │ − │ 30 │
├─┼────┼──────┼────┼──────┤
│C│ あり │ 20 │ 60 │ 70 │
├─┼────┼──────┼────┼──────┤
│D│ あり │ 10 │ 90 │ 80 │
└─┴────┴──────┴────┴──────┘
ア A、B、C、D
イ A、D、B、C
ウ C、D、A、B
エ D、C、A、B
イ
キャッシュメモリのアクセス時間: S
主記憶のアクセス時間: T
キャッシュメモリのヒット率: P%
とおくと、実効アクセス時間は以下の式で求める。
S × P + T × (100 − P)
A: 0 + 15×100% = 15
B: 0 + 30×100% = 30
C: 20×60% + 70×(100% − 60%) = 12 + 28 = 40
D: 10×90% + 80×(100% − 90%) = 9 + 8 = 17
従って、実効アクセス時間が短い順に A < D < B < Cである。
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