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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成30年度 春期 高度情報技術者試験問題と解説

問10

ETSI (欧州電気通信標準化機構) によって提案されたNFV (Network Functions Virtualisation) に関する記述として、適切なものはどれか。

ア インターネット上で地理情報システムと拡張現実の技術を利用することによって、現実空間と仮想空間をスムーズに融合させた様々なサービスを提供する。

イ 仮想化技術を利用し、ネットワーク機能を汎用サーバ上にソフトウェアとして実現したコンポーネントを用いることによって、柔軟なネットワーク基盤を構築する。

ウ 様々な入力情報に対する処理結果をニューラルネットワークに学習させることによって、画像認識や音声認識、自然言語処理などの問題に対する解を見いだす。

エ プレースとトランジションと呼ばれる2種類のノードをもつ有向グラフであり、システムの並列性や競合性の分析などに利用される。


正解


解説

ETSIは、European Telecommunications Standards Institute の略である。

ア GIS (Geographic Information System) と AR (Augmented Reality) の融合サービスの記述であり、GIS×AR や GIS/AR と表記されることもある。

イ 正しい。NFVを直訳すると「ネットワーク機能仮想化」である。

ウ AI に関する記述である。

エ ペトリネットに関する記述である。ペトリネットは、非同期、並列システムの情報や制御の流れを記述するために、プレース: 条件、トラジション: 事象、アーク: 方向 を表す図形を用いて表現する。

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