生体認証システムを導入するときに考慮すべき点として、最も適切なものはどれか。
ア 本人のディジタル証明書を、信頼できる第三者機関に発行してもらう。
イ 本人を誤って拒否する確率と他人を誤って許可する確率の双方を勘案して装置を調整する。
ウ マルウェア定義ファイルの更新が頻繁な製品を利用することによって、本人を誤って拒否する確率の低下を防ぐ。
エ 容易に推測できないような知識量と本人が覚えられる知識量とのバランスが、認証に必要な知識量の設定として重要となる。
イ
ア 生体認証システムに本人のディジタル証明書は必要ない。
イ 正しい。ちなみに、
本人を誤って拒否する確率をFRR (False Rejection Rate = 本人拒否率)、
他人を誤って許可する確率をFAR (False Acceptance Rate = 他人受入率)
という。
ウ マルウェア定義ファイルを頻繁に更新することは、コンピュータウイルスに感染する確率を下げることにつながるが、生体認証システムを導入するときに考慮すべきことではない。
エ パスワード設定時に考慮すべき点である。
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