他の技法では答えが得られにくい、未来予測のような問題に多く用いられ、(1)〜(3)の手順に従って行われる予測技法はどれか。
(1) 複数の専門家を回答者として選定する。
(2) 質問に対する回答結果を集約してフィードバックし、再度質問を行う。
(3) 回答結果を統計的に処理し、分布とともに回答結果を示す。
ア クロスセクション法
イ シナリオライティング法
ウ 親和図法
エ デルファイ法
エ
ア クロスセクション法は、過去のよく似た事例を分析することで、将来の予測を行う手法のことである。
時間とともに変化する現象を、ある時点で横断的に切ってデータを分析する。
イ シナリオライティング法は、現在の状況を元にして、将来発生し得る環境の変化等について、いくつかのシナリオをまとめる技法のこと。
ウ 親和図法は、言語データを親和性によって分類してグループにまとめ、体系的に整理していく方法である。KJ法 (川喜多二郎法) とも呼ばれる。
エ 正しい。デルファイ法は、現在の動向から未来を予測したり、システム分析に使用したりする手法であり、専門的知識や経験を有する複数の人にアンケート調査を行い、その結果を互いに参照した上で調査を繰り返して、集団としての意見を収束させる予測技法である。
問68 | 目次 | 問70 |