分散処理システムに関する記述のうち、アクセス透過性を説明したものはどれか。
ア 遠隔地にある資源を、遠隔地での処理方式を知らなくても、手元にある資源と同じ操作で利用できる。
イ システムの運用と管理をそれぞれの組織で個別に行うことによって、その組織の実態に合ったサービスを提供することができる。
ウ 集中して処理せずに、データの発生場所やサービスの要求場所で処理することによって、通信コストを削減できる。
エ 対等な関係のコンピュータが複数あるので、一部が故障しても他のコンピュータによる処理が可能となり、システム全体の信頼性を向上させることができる。
ア
ア 正しい。分散システムにおける透過性とは、ユーザーに対し、あたかも集中型のシステムであるかのように見せる性質であり、アクセス透過性以外にも位置透過性、規模透過性、複製透過性、障害透過性、性能透過性、平行透過性等がある。
イ 分散処理の目的として、負荷分散、処理分散、機能分散、危険分散、管理分散、拡張分散があるが、その中の管理分散の説明である。
ウ 処理分散の説明である。
エ 危険分散の説明である。なお、障害透過性と言えないこともない。
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