本文へスキップ

技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


Since 2016.4.19

平成28年度 春期 高度情報技術者試験問題と解説

問25

表は、ビジネスプロセスをUMLで記述する際に使用される図法とその用途を示している。表中の b に相当する図法はどれか。ここで、ア〜エは、a〜dのいずれかに該当する。

 ┌───┬──────────────────────────────┐
 │図 法│             記述用途             │
 ├───┼──────────────────────────────┤
 │ a │モデル要素の型、内部構造、他のモデル要素との関連を記述する。│
 ┝━━━┼──────────────────────────────┤
 ┃ b ┃システムが提供する機能単位と利用者との関連を記述する。   │
 ┝━━━┼──────────────────────────────┤
 │ c │イベントの反応としてオブジェクトの状態遷移を記述する。   │
 ├───┼──────────────────────────────┤
 │ d │オブジェクト間のメッセージの交信と相互作用を記述する。   │
 └───┴──────────────────────────────┘

ア クラス図

イ コラボレーション図

ウ ステートチャート図

エ ユースケース図


正解


解説

ア クラス図は、クラスとそれらの関係や、クラスの属性、メソッドなどを記述する。
問題のaに該当する。

イ コラボレーション図は、複数のオブジェクト間のメッセージ交信と相互作用を記述する。
問題のdに該当する。

ウ ステートチャート図は、オブジェクト内の状態や、状態の移り変わりを記述する。
問題のcに該当する。

エ 正しい。ユースケース図は、利用者の要求に対するシステムの振る舞いを記述する。

問24 目次 問26