ポインタを用いた線形リストの特徴のうち、適切なものはどれか。
ア 先頭の要素を根としたn分木で、先頭以外の要素は全て先頭の要素の子である。
イ 配列を用いた場合と比較して、2分探索を効率的に行うことが可能である。
ウ ポインタから次の要素を求めるためにハッシュ関数を用いる。
エ ポインタによって指定されている要素の後ろに、新たな要素を追加する計算量は、要素の個数や位置によらず一定である。
エ
ア 2分木の特徴である。
イ 配列を用いた場合のほうが、2分探索を効率的に行うことが可能である。
なお、2分検索は、検索値とデータを2分割した真ん中の値を比較し、検索値がデータの真ん中の値よりも小さければデータの前半部分を、大きければデータの後半部分を検索して、検索範囲を2分の1ずつ狭めていく方法である。
ウ 線形リストでは、次の要素を求めるためにポインタが指し示すアドレスのデータを取得する。
エ 正しい。要素A、B、Cがあって、Bの後ろに新たな要素Xを追加する場合、以下のようにする。
(1) Bの要素Cへのポインタを要素Xのポインタにコピーする。(要素Xのポインタは要素Cへのポインタとなる)
(2) Bのポインタを要素Xへのポインタに書き換える。(要素Bのポインタは要素Xへのポインタとなる)
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