本文へスキップ

技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


Since 2016.4.19

平成26年度 春期 応用情報技術者試験問題と解説

問27

次の表はどこまで正規化されたものか。

 ┌─────┬─────┬────┬──┬────┐
 │従業員番号│  氏名  │ 入社年 │職位│職位手当│
 ┝━━━━━┿━━━━━┿━━━━┿━━┿━━━━┥
 │12345│情報 太郎│1981│部長│ 90,000│
 ├─────┼─────┼────┼──┼────┤
 │12346│処理 次郎│1995│課長│ 50,000│
 ├─────┼─────┼────┼──┼────┤
 │12347│技術 三郎│1997│課長│ 50,000│
 └─────┴─────┴────┴──┴────┘

ア 第2正規形

イ 第3正規形

ウ 第4正規形

エ 非正規形


正解


解説

ア 正しい。第2正規化は、主キーまたは主キーの一部によって一意に定まる属性を別テーブルに分離することである。

イ 第3正規化は、テーブル内にある主キー以外の項目に従属する関係 (推移従属) を別テーブルに移し、どのテーブルもすべての属性が主キーに対して完全従属の状態にすることである。
職位と職位手当てが、推移従属であるため、第3正規化ではない。

ウ 第4正規化は、多値従属を排除した表である。
多値従属は、属性の値が一つ決まれば、他の属性の集合が決まることである。例えば講師、科目、教科書のように、科目が決まれば教科書に関わらず講師が決定されるような場合、「科目→→講師」と表し、講師は科目に対して多値従属であるという。

エ 第1正規化は、同一の情報のグループが繰り返し出現している部分を分離することであり、問題の表は第1正規化の条件を満たしている。

問26 目次 問28