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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成26年度 秋期 応用情報技術者試験問題と解説

問47

ブラックボックステストのテストデータの作成方法のうち、最も適切なものはどれか。

ア 稼動中のシステムから実データを無作為に抽出し、テストデータを作成する。

イ 機能仕様から同値クラスや限界値を識別し、テストデータを作成する。

ウ 業務で発生するデータの発生頻度を分析し、テストデータを作成する。

エ プログラムの流れ図から、分岐条件に基づいたテストデータを作成する。


正解


解説

ア 受入テスト (UAT) などでは、稼動中のシステムから実データを無作為に抽出し、テストデータを作成する場合がある。

イ 正しい。ブラックボックステストは、システムの内部構造ではなく、機能仕様に着目し、様々な入力に対して、仕様どおりの出力が得られるかを検証する。
代表的な技法に「境界値テスト」「デンジョンテーブルテスト」があり、他にも「ユースケーステスト」「状態変遷テスト」「データバリエーションテスト」などがある。

ウ ブラックボックステストでは、データの発生頻度は考慮しない。

エ ホワイトボックのテスト方法の一つで、分岐網羅テストある。
ホワイトボックステストは、システムの内部構造の観点から、ロジックや制御の流れが正しいかを検証する。代表的な技法に「データフローテスト」や「制御フローテスト」などがある。

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