3台の装置X〜Zを接続したシステムA、Bの稼働率について、適切なものはどれか。ここで、3台の装置の稼働率は、いずれも0より大きく1より小さいものとする。
A B
┌───┐ ┌───┐ ┌───┐
┌┤ X ├┐ ┌┤ X ├─┤ Z ├┐
│└───┘│ ┌───┐ │└───┘ └───┘│
┤ ├─┤ Z ├ ┤ ├
│┌───┐│ └───┘ │ ┌───┐ │
└┤ Y ├┘ └───┤ Y ├───┘
└───┘ └───┘
ア 各装置の稼働率の値によって、AとBの稼働率のどちらが高いかは変化する。
イ 常にAとBの稼働率は等しい。
ウ 常にAの稼働率が高い。
エ 常にBの稼働率が高い。
エ
装置X〜Zの稼働率をぞれぞれ x, y, z とおくと、
Aの稼働率は
(1− (1−x)×(1−y)) × z
= (1− (1−x−y+xy)) × z
= (x+y−xy) × z
= xz+yz−xyz
Bの稼働率は
1−((1−xz) × (1−y))
= 1− (1−xz−y+xyz)
= xz+y−xyz
である。
Bの稼働率 − Aの稼働率を計算してみると、
(xz+y−xyz) − (xz+yz−xyz)
= y−yz
= y× (1−z)
0<yであり、常に正。また、z<1 であるから、(1−z) も常に正である。
従って、y× (1−z) > 0が成り立つため、Bの稼働率のほうが高いということが言える。
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