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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成25年度 秋期 応用情報技術者試験問題と解説

問49

流れ図において、分岐網羅を満たし、かつ、条件網羅を満たすテストデータの組はどれか。

 

   ┌───────────┐
   │ 入力(テストデータ) │
   ├─────┬─────┤
   │  x  │  y  │
 ┌─┼─────┼─────┤
 │ │  2  │  2  │
 │ア├─────┼─────┤
 │ │  1  │  2  │
 ├─┼─────┼─────┤
 │ │  1  │  2  │
 │イ├─────┼─────┤
 │ │  0  │  0  │
 ├─┼─────┼─────┤
 │ │  1  │  2  │
 │ ├─────┼─────┤
 │ウ│  1  │  1  │
 │ ├─────┼─────┤
 │ │  0  │  1  │
 ├─┼─────┼─────┤
 │ │  1  │  2  │
 │ ├─────┼─────┤
 │エ│  0  │  1  │
 │ ├─────┼─────┤
 │ │  0  │  2  │
 └─┴─────┴─────┘


正解


解説

分岐網羅は、全ての分岐に対して、判定条件の真と偽を1回以上実行するテストである。
条件網羅は、判定条件が複数ある場合に、それぞれの判定条件の真と偽の組合せを行うテストである。
問題のケースでは、x≧1 or y=1 の2つの判定条件において、「真・偽」「偽・真」の2つのパターンが網羅されている必要がある。

ア y>1 の真のパターンしかなく、分岐網羅を満たしていない。
x≧1 or y=1 で y=1が真のパターンがなく、条件網羅を満たしていない。

イ 分岐網羅は満たしているが、x≧1 or y=1 で 「真・偽」「偽・偽」しかなく、「偽・真」の組合せがないため、条件網羅を満たしていない。

ウ x≧1 or y=1 の分岐において、3つのテストデータ全てについて真となるため、分岐網羅を満たしていない。ただし、「真・偽」「真・真」「偽・真」となり、条件網羅は満たしている。

エ 正しい。

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