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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成24年度 春期 応用情報技術者試験問題と解説

問35

図で示したネットワーク構成において、アプリケーションサーバA上のDBMSのデーモンが異常終了したという事象とその理由を、監視サーバXで検知するのに有効な手段はどれか。

 ┌───────┐         ┌─────────┐
 │  監視用  │┌───────┐│ アプリケーション │
 │  サーバX  ││  ルータ  ││   サーバA   │
 └───┬───┘└┬─────┬┘└────┬────┘
 ■───■─────■─■ ■─■──────■────■

ア アプリケーションサーバAから監視用サーバXへのICMP宛先到達不能 (Destination Unreachable) メッセージ

イ アプリケーションサーバAから監視用サーバXへのSNMPトラップ

ウ 監視用サーバXからアプリケーションサーバAへのfinger

エ 監視用サーバXからアプリケーションサーバAへのping


正解


解説

ア ICMP (Internet Control Message Protocol) は、IP通信の制御や通信状態の診断、エラー通知などを行なうためのネットワーク層のプロトコルである。
監視用サーバがアプリケーションサーバAからパケット到達不能を検知してもサーバA上のDBMSのデーモンが異常終了したという事象や理由は検知できない。

イ 正しい。SNMP (Simple Network Management Protocol) は、TCP/IP環境で、構成機器や障害時の情報収集を行うために使用されるネットワーク管理プロトコルである。

ウ finger は、アプリケーションサーバAのユーザ情報を取得する。

エ ping は、アプリケーションサーバAにネットワークを通じてパケットが届くかを確認する。アプリケーションサーバAがネットワークに接続されているか、などが分かる。

問34 目次 問36