信頼度関数がR1(t)及び、R2(t)である2台の装置からなるシステム全体の信頼度関数に関する記述のうち、適切なものはどれか。ここで、信頼度関数とは時刻 t において装置が正常に稼働する確率である。
ア 直列に接続した場合、R1(t)+R2(t)である。
イ 直列に接続した場合、R1(t)×R2(t)である。
ウ 並列に接続した場合、R1(t)+R2(t)である。
エ 並列に接続した場合、R1(t)×R2(t)である。
イ
直列に接続した場合は、どちらも稼働していなければならないから、システム全体の信頼度関数は R1(t)×R2(t) である。
ちなみに、並列に接続した場合は、どちらかが稼働していればよいから、全体からどちらも稼働していない確率を引けばよい。
従って、1− (1−R1(t)) × (1−R2(t)) でありこれを展開すると
1− (1−R1(t)−R2(t) + R1(t) × R2(t))
= R1(t) + R2(t) + R1(t)×R2(t) となる。
これは、R1(t) だけが稼働している場合と、R2(t) だけが稼働している場合と、R1(t) とR2(t) 両方が稼働している場合とを足したものと一致する。
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