ある営業部員の1日の業務活動を分析した結果は、表のとおりである。 営業支援システムの導入によって訪問準備時間が1件あたり0.1時間短縮できる。総業務時間と1件当たりの顧客訪問時間を変えずに、1日の顧客訪問件数を6件にするには、“その他業務時間”を何時間削減する必要があるか。
1日の業務活動の時間分析表
┌───────────────────┐┌───┐
│ 総業務時間 ││ │
│ ┌───┬───────────┤│1日の│
│ │ │ 社内業務時間 ││ 顧客 │
│ │ 顧客 │ ┌───┬───┤│ 訪問 │
│ │ 訪問 │ │ 訪問 │その他││ 件数 │
│ │ 時間 │ │ 準備 │ 業務 ││ │
│ │ │ │ 時間 │ 時間 ││ │
├───┼───┼───┼───┼───┤├───┤
│8.0│5.0│3.0│1.5│1.5││ 5件 │
└───┴───┴───┴───┴───┘└───┘
ア 0.3 イ 0.5 ウ 0.7 エ 1.0
ウ
1日の顧客訪問件数が5件で、訪問準備時間が1.5時間かかっているため、1件当たりの訪問準備時間は0.3時間である。
営業支援システムの導入によって訪問準備時間が1件あたり0.1時間短縮できるため、1件当たりの訪問準備時間は0.2時間に短縮できる。従って、1日の顧客訪問件数6件では、訪問準備時間に1.2時間かかる。
また、顧客訪問時間は5件で5時間であるため、6件では6時間かかる。総業務時間は8時間で変わらないため、その他の業務時間は、
8− (1.2+6) = 0.8でなければならない。
よって、その他の業務時間は、1.5 − 0.8 = 0.7時間削減する必要がある。
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