MTBFが x 時間、MTTRが y 時間のシステムがある。使用条件が変わったので、MTBF、MTTRがともに従来の1.5倍になった。新しい使用条件での稼働率はどうなるか。
ア x、y の値によって変化するが、従来の稼働率よりは大きい値になる。
イ 従来の稼働率と同じ値である。
ウ 従来の稼働率の1.5倍になる。
エ 従来の稼働率の2/3倍になる。
イ
MTBF (Mean Time Between Failure = 平均故障間隔) は、稼働してから故障までの平均稼働時間のことであり、MTBF =
システムの稼働時間 / 故障回数 で求められる。
MTTR (Mean Time To Repair = 平均修理時間) は、故障から次の稼働まで (復旧まで) の時間、つまり、修理時間である。
稼働率は、MTBF÷ (MTBF+MTTR) で求める。MTBFとMTTRがともに1.5倍になると、稼働率は
1.5MTBF ÷ (1.5MTBF + 1.5MTTR)
= 1.5MTBF ÷ 1.5×(MTBF + MTTR)
= MTBF ÷ (MTBF+MTTR)
となり、変わらない。
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