“受注明細”表は、どのレベルまでの正規形の条件を満足しているか。ここで、発注番号と明細番号の組は主キーである。
受注明細
┌────┬────┬─────┬─────┬──┐
│受注番号│明細番号│商品コード│ 商品名 │数量│
┝━━━━┿━━━━┿━━━━━┿━━━━━┿━━┥
│ 015867 │ 1 │ TV20006 │20型テレビ│20│
├────┼────┼─────┼─────┼──┤
│ 015867 │ 2 │ TV24005 │24型テレビ│10│
├────┼────┼─────┼─────┼──┤
│ 015867 │ 3 │ TV28007 │28型テレビ│ 5│
├────┼────┼─────┼─────┼──┤
│ 015868 │ 1 │ TV24005 │24型テレビ│ 8│
└────┴────┴─────┴─────┴──┘
ア 第1正規形
イ 第2正規形
ウ 第3正規形
エ 第4正規形
イ
ア 繰り返し項目が排除されているため、第1正規形の条件を満たしている。
イ 正しい。部分従属している項目が排除されているため、第2正規形の条件を満たしている。
なお、部分従属は、主キーの一部によって値が決定する関係のことであり、関数従属は、ある属性の値が決まると、他の属性の値も一意に決まる関係のことである。
ウ 第3正規形では、主キーではない商品コードに関数従属している商品名を別表にする必要がある。
エ 第3正規形を満たしていないため、第4正規形にはなり得ない。第4正規形は多値従属性を排除することである。
多値従属は、属性の値が一つ決まれば、他の属性の集合が決まることである。例えば講師、科目、教科書のように、科目が決まれば教科書に関わらず講師が決定されるような場合、「科目→→ 講師」と表し、講師は科目に対して多値従属であるという。
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