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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成22年度 秋期 高度情報技術者試験問題と解説

問20

次の処理条件でサーバ上のファイルを磁気テープにバックアップするとき、バックアップの運用に必要な磁気テープは何本か。

〔処理条件〕

(1) 毎月初日 (1日) にフルバックアップを取る。フルバックアップは1回につき1本の磁気テープを必要とする。

(2) フルバックアップを取った翌日から次のフルバックアップまでは、毎日、差分バックアップを取る。差分バックアップは、差分バックアップ用として別の磁気テープに追記し、1か月分が1本に記録できる。

(3) 常に6か月前の同一日までのデータについて、指定日の状態にファイルを復元できることを保証する。ただし、6か月前の同一日が存在しない場合は、当該月の月末日以降のデータについて、指定日の状態にファイルを復元できることを保証する (例: 10月31日の場合は、4月30日以降のデータについて、指定日の状態にファイルを復元することを保証する) 。

ア 12  イ 13  ウ 14  エ 15


正解


解説

例えば4月1日にフルバックアップをとり、4月2日〜4月30日までは、2本目のテープで差分バックアップをとる。
ここまでで2本必要。

5月〜9月も同様に2本ずつ必要となり、10本必要。4月からだと、合計12本が必要。

10月1日にもフルバックアップを取るために、13本目が必要。
10月2日〜31日までは、差分バックアップをとるために、14本目が必要。

ここで、
10月31日に障害が発生すれば、4月30日以降のデータについて復元できなければならいので、4月1日のフルバックアップと4月2日以降の差分バックアップで復元できる。

11月2日に障害が発生すれば、5月1日のフルバックアップと5月2日の差分バックアップで復元できる。

従って11月には、5月〜10月までの6か月分の磁気テープ12本と11月の磁気テープ2本の合計14本が必要。

以上より、バックアップの運用に必要な磁気テープは14本である。

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