本文へスキップ

技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


Since 2016.4.19

平成22年度 秋期 高度情報技術者試験問題と解説

問14

公開鍵暗号方式によって、暗号を使って n人が相互に通信する場合、異なる鍵は全体で幾つ必要になるか。ここで、公開鍵、秘密鍵をそれぞれ一つと数える。

ア n+1

イ 2n

ウ n(n−1)/2

エ log2n


正解


解説

一人につき公開鍵が1個と秘密鍵が1個必要である。従ってn人が相互に通信する場合は
n×2個 = 2n個の鍵が必要である。

なお、秘密鍵暗号の場合は、送信者と受信者で同一の鍵を使用するため、一人につき相手毎に異なる n−1個の鍵を持つ必要がある。
ただし、例えばAさんとBさんが秘密鍵で通信するには、秘密鍵を共通で使えるため、全体では少なくとも n(n−1) /2 個の鍵が必要になる。

問13 目次 問15