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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成21年度 春期 応用情報技術者試験問題と解説

問48

CMMIの開発モデルの目的はどれか。

ア 各種のソフトウェア設計・開発技法を使って開発作業を自動化し、ソフトウェア開発の生産性の向上を図る。

イ 製品やサービスについて、組織が開発と保守のプロセスを改善するのを助ける。

ウ ソフトウェアライフサイクルを、主、支援及び組織に関する三つのライフサイクルプロセスに分けてアクティビティを定め、ソフトウェアプロセスの標準化を図る。

エ 特定の購入者と製作者の間で授受されるソフトウェア製品の品質保証を行い、顧客満足度の向上を図る。


正解


解説

ア CASE (Computer Aided Software Engineering) ツールの目的である。

イ 正しい。CMMI (能力成熟度モデル結合 = Capability Maturity Model Integration) は、ソフトウェアプロセスの標準化と最適化を推進し、製品やサービスの開発、調達及び保守活動において、組織のもつプロセスを改善するためのガイドラインを提供するものである。
プロセスの成熟度レベルを「初期」・「管理された」・「定義された」・「定量的に管理された」・「最適化している」の5段階に分けている。

ウ 共通フレームの目的である。共通フレームは、取得者 (発注者) と供給者 (受注者) の二者間取引を明確化するためのものであり、業務分析、業務設計、ソフトウェアを中心としたシステムの企画、要件定義、開発、運用、保守及びそれらにかかわる諸活動を対象としている。

エ SLAの目的である。SLA (Service Level Agreement) は、発注者とITアウトソーシングサービス提供者との間で、サービスの品質について合意した文書のことである。

問47 目次 問49