ユーザビリティ評価法に関する次の記述のうち、思考発話法の説明として最も適切なものはどれか。
@ 評価対象に対して、ユーザビリティを高めるためのヒューリスティックを満たさない箇所を探索する手法である。
A 探査学習と呼ばれる認知モデルに基づいて、画面遷移図などの仕様に沿って評価対象のユーザビリティを分析する手法である。
B ユーザに「考えていることを話しながら評価対象を操作」させることで、ユーザの失敗、戸惑い、不満に繋がる事実と原因を明らかにすることをねらう手法である。
C 評価対象の操作を終えたユーザに対して質問に答えてもらうことで、具体的な問題点とその原因を把握することをねらう手法である。
D ユーザビリティを測る効果・効率・満足度に関連する量的データを測定して、評価対象のユーザビリティを評価する手法である。
B
@ ヒューリスティック評価法に関する記述と考えられる。ヒューリスティック評価法は、専門家が様々なユーザインタフェース設計によく当てはまる経験則を基にして、インタフェースなどを評価する手法である。専門家が経験則に基づいてユーザビリティを評価する。
A 認知的ウォークスルーに関する記述と考えられる。認知的ウォークスルー法は、ユーザビリティの専門家がユーザーになったつもりでシステムを操作してユーザビリティを評価する手法である。
B 正しい。
C 回顧法に関する記述である。
D アンケート調査に関する記述である。
V−17 | 目次 | V−19 |